2007年6月29日金曜日

V-synth コントロールの仕方 第三回

V-synthXTでは、普通に表面についている8つのノブを回すと、
信号としてsysxが発信されて、sonar上では、リストとして編集するしかできない。
これは、どういうことかというと、数字でしかコントロールできなくて、大変こまったことになる。そう、「オートメーションなどがかけない」ということである。

そこで、V-synthには、
「MatrixCtrl」というものがある。

マトリックス・コントロール

外部MIDI機器から音色のパラメータを変えたいとき、通常はsysxと呼ばれるV-synth特有のMIDIメッセージを送信しなければなりません。しかしsysxは設定が複雑であるだけでなく、転送するデータ量が多くなってしまいます。
そこで、V-synthXTでは、パッチのパラメータの代表的なものをコントロールチェンジ・メッセージなどのMIDIメッセージで変更できるようになっています。例えばピッチベンドレバーを使ってLFOの周期の速さを変えたり、鍵盤タッチによってフィルターを開けたり閉めたりなど、パッチの鳴らし方をいろいろ変えることができます。
このようにMIDIメッセージをつかってパッチのパラメータをリアルタイムに変化させる機能をマトリックス・コントロールと呼びます。
マトリックスコントロールを使うときは、どのMIDIメッセージでどのパラメータをどれくらいコントロールするのかを設定します。

参考:取扱説明書

マトリックスコントロールは1つのパッチで8つまで使うことができる。
次回はマトリックスコントロールの詳しい使い方にはいってきます

2007年6月28日木曜日

V-synth コントロールの仕方 第二回

まず、行ったのがV-synth自体の設定。

「各モードに共通の設定をする」
システムモードです

行ったものは以下

① MIDI/USB
1- ClockSourceの設定

これはLFOの周期や、マルチエフェクトの変化をクロックに合わせます
設定の選択肢としては
INT:パッチテンポに合わせる
MIDI:外部のMIDIのクロックに合わせる
USBMIDI:外部のUSB MIDIのクロックに合わせる

今回はMIDIインターフェースを通して
SONARにつなげているのでMIDIを選択

2- RxPC、RXBank、RxSys-EX

今回は全部ONにしました。
というのもすべてをコントロールということで
司令塔であるSONARからのものを受け入れてもらおうかと。
不都合であればチェックをはずす予定です

3- TxEdit

今回からこれをONにしてみました。
説明書には
「パッチの設定を変更した場合、その設定を
システムエクスクルーシブ・メッセージとして
送信するか(ON)送信しないか(OFF)を設定します」
と書いてあります。
ちんぷんかんです・・・。

そこで

【システムエクスクルーシブとは何か】

「システムエクスクルーシブ(以後sysx)とは音源に送信する情報ですmidiファイルに組み込むことで音源に指定した動作を行わせますその情報が扱うものは様々で、「音源をリセット」したり「エフェクトをかける」などmidiファイルが更に楽しめるものになります


ということで

【sysxが絶対に必要になる理由は】

「なぜsysxが必要かは、ソフト音源を使用してmidiを再生されている方には不具合を体験することがないので分からないと思いますが外部のmidi音源を使用している人ならば、その大切さが分かると思います例えば、AというmidiファイルとBというmidiファイルを順番に再生したとしましょうBにsysxの「システムリセット」が組み込まれていない場合どのようになるのでしょう?Aの曲の中でエクスプレッション(音量)を用い曲をフェードアウトしているとします続けてBを再生すると、フェードアウトさせたトラックのエクスプレッションが下がったままの状態でBが再生されて、Bが本来の設定音を出してくれませんでは、Bに「システムリセット」を組み込んだとしましょうAの曲がフェイドアウトしても、Bの再生が始まる前にシステムリセットを送信するため外部音源は初期状態にリセットされますそのため、Bはなんら問題なく再生されます」

【sysxとはどんなもの?】

sysxとは見た目には何のことかさっぱり分からない暗号のようなものです例えばRoland社の規格「GS」音源をリセットするsysxを見てみましょうF0 41 10 42 12 40 00 7F 00 41 F7これがsysxメッセージですF0から始まり、F7で終わるこの暗号のようなメッセージを変える事で様々な動作を音源に送信するのです

【sysxの暗号のようなメッセージはすべて覚えないといけないの?】

sysxメッセージはエフェクトの送信値を1上下させるだけでも変わりますそれを考えると、とてもじゃありませんが覚えきれるものじゃありません実際に私は1種類も覚えていません(笑)ではどうしたらこのメッセージを導き出せるのでしょうか?答えは外部音源の説明書にあります巻末に、訳のわからない細かい情報が書かれている中に様々なsysxメッセージの基本情報が書かれていますその基本情報を元に、数値を自分で計算してメッセージが出来上がりますはっきり言って面倒です(笑)その為に、その計算を自動でしてくれるソフトウェアが存在します例えば当サイトでも一つ紹介しているのがGS Advanced Editorですまた、シーケンサーによっては、自動的に計算して自動的に組み込んでくれるものもあるようです

参考:http://eiji.obi.ne.jp/

V-Synth コントロールの仕方 第一回

V-synthの力をいかに最大に引き出すか!

それを行うには
どうコントロールするのか?
どう音の奇跡を記録するのかが
問題となります。

私のシステムでは、
IN
・Nordlead
・microKontrol
   ↓
・SONAR6
   ↓
・V-synthXT

OUT

・V-synthXT
   ↓
・SONAR6

となっています。
各設定をどのような状態にするのがベストなのか?!それを、試したとおりに記録していきます

2007年6月11日月曜日

ライブ盤CDを簡単に作成?


今回はR-09を使って、バンドをレコーディング。

簡単にライブ版のCDができて大変にすばらしいですよ。
やはり、打ち込み何かとは違うナマの感じ☆
素材としても使えます。
レコーディングも簡単で、客席の真ん中に立って、
後はボタンを押して、入力レベルを少しいじるだけ。
それであら簡単?!
ライブ音源ができてしまいました。
あとは、PC上のソフトで
EQと軽くコンプレッサーをかけるかだけで
迫力のある音になりますね
もちろん 
素材としても使います
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実験音楽家のバンド活動 こっちも見てね
http://vbv-web.com/et/
実験音楽家シリーズ:製作秘話がてんこ盛り
実験音楽家達のKORGの使い方
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2007年6月1日金曜日

実験音楽家の機材紹介1

というわけで

今日は僕の相棒を紹介します。

V-Synthです!!

これは、出てからすぐに買ってしまいました。

これからも、何度も相棒の

よさを紹介していくことになると思います。

そんなけ、すごいんだな!!

いつも、予想以上の働きをしてくれて、予想以上の効果をしてくれます。

うん。

偶発的に何かを生み出すには、彼が一番適任かな!!

最近の曲でも、がんがん使っていますね。

使えば使う分だけ、新しい使い方がみえてくるんです。

今日は写真だけですが次回からは

どんどんよさをお伝えいたしましょう☆


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実験音楽家のバンド活動 こっちも見てね
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2007年5月31日木曜日

R-09でパソコンのファンをとると・・・

どうも

実験音楽家です

今日はとあるショートフィルムの効果音で悩んでいました。

いつもは、効果音となると

V-Synthで生み出すのですが、

今回はお気に召して頂けなかったもので・・・

前回も効果音を作ったときは

電子音でないものといわれて

セントレア空港に足を運んで

飛行機の音をR-09で録音して、ピッチをさげました。

今回もその手法でやろうかなと!!

そこで、R-09の出番です。

会社ではナレーション用に使っているのですが

今日のR-09のお仕事は

パソコンのファンの音をとってみました。

パソコンのファンの音?!

そうなんです。風の音なのに単調で

なおかつ、

吹かれもないので

大変面白い素材なんです。

なかなか

良い素材になりましたよ。

実験的素材集でもつくろうかしら☆

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実験音楽家達が新しい音楽を生み出すために

実験音楽家の佐藤広大です。

音楽は作曲からとか音作りからとか

そんな概念をぶっ飛ばしていろんな方法、

そしてそれを必要としてくれる人たち

また作り出していく人達と一緒に

何か新しい世界を生み出せたらいいなと思って

はじめてみました。

この他にもKORG編とかもあります。

楽しみに!!

実験音楽のサンプル聞けます↓

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